この署名は全教(全日本教職員組合)養護教員部のとりくみです。ご協力をお願いします。
学校保健安全法 ( 2009年施行)には、養護教諭の必要性と役割が明記されていますが、いまだに養護教諭が未配置の学校があります。
不登校、いじめ、自殺、暴力行為など子どもたちが抱える問題は、年々増加し重要な課題となっています。また、貧困、虐待、ヤングケアラーなど子どもたちをとりまく状況は、依然として深刻です。私たち養護教諭は、子どもたちの心とからだを丁寧に見ていく必要があり、求められる責任も一層重くなっています。
子どもたちに「人間らしく成長・発達してほしい」というのは、すべての大人の願いです。
子どもたちの「からだと心の健康」を保障するためには、養護教諭の全校配置は必須であり、子どもの様子を把握し、一人ひとりに寄り添った対応をするためには、養護教諭の複数配置基準は児童生徒数300人以上に引き下げることが必要だと私たちは考えます。
養護教諭の大幅定数増を盛り込んだ新たな定数改善計画を策定し、全校・全課程配置、複数配置を拡大するよう、次の事項を国の責任において実施することを強く求めます。
署名集約と提出のスケジュール
- 第1次締切・・・2025年11月9日
- 最終締切・・・2026年3月末日
要求項目
- 幼稚園・小学校・中学校(夜間を含む)・高等学校(定時制・通信制・分校・単位制を含む)・特別支援学校への養護教諭の全校(分校・分教室を含む)・全園配置を早急に実現すること。
- 現行の複数配置基準(小学校851人、中学校、高校801人、特別支援学校61人以上)を「子どもの顔が見えて、名前がわかる」300人以上に引き下げること。特別支援学校は学部ごとに1人以上配置すること。
- 学校教育法 附則第7条(小学校、中学校及び中等教育学校には、第37条、第49条、第69条の規定にかかわらず、当分の間、養護教諭を置かないことができる)を削除すること。
- 災害時などの緊急事態発生時の学校には速やかに複数配置すること。
