特別支援学校の既存校は、音楽室や調理室などをつぶして普通教室にしたり、倉庫で学習したりしています。図書室のない学校もとても多いです。学習するには望ましくない環境で卒業まで過ごす子どもたちがたくさんいます。
深刻な過大・過密や教室不足を解消するためには、新しい特別支援学校の建設が不可欠です。小学校・中学校・高校などの空き教室を活用して分教室や分校を設置することは、「間借り」した施設で子どもたちが教育を受けることになり、教育活動や設備面などの制約も多く、本来の教育環境としては望ましくないと考えます。
教室不足が深刻な地域に、必要な施設・設備を備えた新しい学校の建設が必要です。そのための国による自治体への財政支援を求ています。