小学校、中学校の特別支援学級に在籍する児童生徒が急増し、10年間で約2.15倍になっています。在籍してい
る子どもの様々な障害や発達段階に応じた丁寧な指導をしたくても、担任1人で、8人の子どもたちに対応するのには
限界があります。
また、小学1年生と6年生では、課題がかけ離れており、同じクラスで生活するには無理があります。中学校3年間
は、思春期を迎え、進路の悩みもあり、体と心の変化の個人差が特に大きい時期です。1学級の上限を6人とし、小
学校も中学校も学年に配慮した学級編制をすることで、一人ひとりに合わせた丁寧な指導ができます。すでに自治体
独自に6人、7人の学級編制を実施しているところがあります。国が責任をもって教育条件の改善を図るべきです。