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新聞全教北九州2021年新年号

全教北九州市教職員組合は、教職員が生き甲斐をもち、健康で安全・安心して働ける環境の整備、労働条件の改善に資する人事異動となるよう要求書を提出し、交渉を行いました。

目次

コロナ禍のなか、健康・安全・安心の職場は何より大事

コロナ・ICT教育関連の業務増加で超勤削減は無理

5月下旬の学校再開と同時に学校関係者の感染が相次ぎました。

学校再開以降、早朝からの健康観察、密な教室での感染予防対策、給食の配膳、掃除や消毒に追われながら、遅れた教育課程を取り戻すべく授業準備に追われる毎日です。最近はタブレットの導入等ICT教育関連の業務も増え超勤削減が困難になっています。

管理職からのにべもない「早く帰りましょう」の呼びかけが、ストレスに拍車をかけています。

健康で安全・安心して働ける環境の充実が何より大事

全教北九州は、教育委員会に教職員の居住地に近い勤務校への異動はもとより、育児、介護、傷病など本人や家族に関わる諸事情への配慮、個々の状況を確実に把握し、本人の意向を異動に反映するよう要求しています。また、校種間の異動では、本人の希望や同意のない異動に強く反対しています。再任用教職員の異動では、本人の意向を重視することを要求しています。

過重労働が原因で心の病気となる教職員もまだ多く、健康で安心して働くことができる職場に異動できるように組合も全力を尽くしています。

人事異動基本要求

  1. 教職員の合意と納得の得られる人事異動とすること。
  2. 通勤時間短縮による超勤削減、労働条件改善の一環として人事異動方針を位置づけ、人事異動に反映させること。
  3. 教育現場で多忙を極める教員が、本務である教育に意欲や情熱を傾けることができる教育環境・勤務条件充実の一環としての人事異動とすること。
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