5月18日(土)第12回定期大会を開催し、19年度の運動の方針等を全会一致で採択しました。 討論では、教育条件整備が進まない教育現場の実態、学力テスト体制や教育の民間委託等によって、子ども達の成長や発達のための教育ではなくなってきている実態が語られました。しかし、そのような状況の中でも頑張っている仲間の姿に、「集いあうこと」「学び合うこと」「語り合うこと」の大事さを感じた大会となりました。発言の一部を紹介します。
目次
教え子を再び戦場に送るな!憲法改悪を許さず、憲法を守り、いかそう
- 3月末に突然、4月からの一部教科担任制が発表され現場が混乱した。空き時間はできても、児童理解への不安が大きい。体育の授業だけをする担任のクラスは、担任も子どもや保護者も不安なのではないだろうか。もっと現場の論議が必要。(小)
- 特別支援学校で児童生徒数が増え教室が足りない。設置基準がないことによる。数年後に建替えるので、増築もしないとのこと。でも「今」の子ども達の成長発達にとっては大きなマイナスになる。人が足りず養護助教諭が担任として位置づけられている。(特支)
- 学力テストのスピーキングテストは必須ではなかったのに北九州市は実施した。PCの台数が限られているため、入れ替わりの際テスト内容が漏れないように時間や人員も割いたわりに、教室内では解答している声が駄々洩れなので、友達の回答を聞いて自分が解答することもできて意味のないテストだと感じた。(中)
- スピーキングテストは3年職員と英語科教員への負担が大きかった。(中)
- 教員採用試験対策講座「鷹の爪」で講師の先生や学生とのつながりを広げてきた。昨年は、参加者から「模擬授業」の講座も受けたいという希望が出たので急遽取り組んだ。今年は参加者の要望を聞きながら進めている。青年部では気軽に取り組めるレクリェーションとして、ボーリングレクを行っている。山口高教組との合同レクにも発展した。まずはレクから、つながりを広げていきたい。(青年部)
- 組合に入って以来、20人くらいの人に組合の良さを話している。レクは楽しかったので、組合って垣根が高そうと感じている人にも声かけをして仲間を増やしていきたい。(青年部)
- 昨年「全国女性教職員学習交流集会」を北九州市で開催。実行委員も56人組織でき、パワフルな集会を成功させることができた。先日講演会で「私(教師)が学校を離れていくのではなく、教育が私(教師)から去っていった。」という話を聞き、教師の専門性や自主性が奪われていく現場がつらくなり退職した仲間の姿が浮かんだ。「あつまる、つながる、仲間がいる」が集会のテーマだったが、諸事情で集まれなくても心は繋がるようにしたい。業務改善が進んでも、職場で話し合うことが減ることはいいことではない。(女性部)
- 職場で共済の良さを伝え、総合共済や火災共済を増やしてきた。共済も組合も「助け合う」という点が共通。職場でしっかり声掛けをしたい。(共済)
- 教員は、重大事故を起こし起訴されると、教員免許は失効、退職金無支給、年金にもひびくこととなる。被害者救済を第一義にし、加害者となった教員の身分も守っていくのが全教自動車保険。この保険の良さを伝えて広げていこう。(自動車保険)