台風の中、全教本部の決断で、当初の全教委員長挨拶や基調報告は、すべてカットして、1時間半遅らせての14時30分からの開始になりました。
北九州で用意してきたものは、すべて行わせたい!という全教女性部長の配慮の元の、決断でした。どれもこれも大切なものだけれど、この大会の一番芯の部分を何か?というのを、全教女性部長をはじめ全教女性部役員の迷いのない決断に、はっとさせられた一面でした。
中央が一番じゃない!大切なのは、現場で取り組んできた組織だ!かかわってきた人の気持ちだ!・・・これは私たちの学校の中でも、教育委員会と各学校の関係でも、文部科学省と教育委員会の関係でも、その他社会全般に言えることだと思います。民主主義の根幹に通じるものだと思いました。
全国女性教職員学習交流集会の北九州の取組みは、2017年の1月に正式依頼を受け、5月の定期大会で承認、6月10日の「くるみの会」から始まりました。今までも行っていた物販づくりを、参加章づくりの会として、毎月第2土曜日を「くるみの会」と称して、小倉織のブローチをつくってきました。この会を通して、日ごろはなかなか参加できない人も、時間の合間を縫って参加できる人が増え、知り合い、つながっていくことができました。退職された方にも声をかけると、快く参加してくださって、現役ではなかなか難しいところを引き受けてくださってくれました。約1年半にわたる「くるみの会」は、全教北九州女性部の宝物になりました。今後の活動にも、活かしていきたいと思っています。
2018年1月の女性部総会で、第1回実行委員会を開きました。有無を言わさず、女性部全員実行委員です!の呼びかけに応えて、多くの方が退職された方も含めて、実行委員に名乗りを上げてくれました。とても心強かったです。各担当ごとに本番まで、当日ももちろんのこと確実に、仕事をしてくれました。参加章、実行委員のスカーフ、掲示物、きたきゅうグッズの物販づくりなど、事前の準備から当日の係の仕事までみなさんの、力があってのことです。
大会は成功しました!大成功でした!全国から台風の中を、何とか来てくださった方々に「北九州に来てよかった!キャンセルしないで良かった!」と言ってもらえたことは、ほんとにうれしかったです。みなさんのおかげです。一人一人が自分の仕事を、しっかり把握していて予定と違うことが起きても動じずに、その場で自分たちでさっと切り替えて動いているのは、さすが!すごい!と思いました。
これは、全教女性部の方々も、
こんなにそれぞれが、自分の使命がわかって滞りなくきちっとしているのはみたことがない。全教北九州のお一人お一人のレベルの高さと結集力のすごさを見させていただきました。それが、アットホームな心温まる会になって、みなさん、とても心満たされた気持ちで帰られていると思います。自分たちもとてもやりやすかったですし、こんなに安心していた大会はありませんでした。
と、おっしゃってくださいました。
大会のオープニングのチャンチャン劇団はもちろんのこと、全教北九州青年部の北九州紹介動画の内容、そして奥田知志さん(特定非営利活動法人「抱撲」理事長)の講演、ここまででも、もう、すでに、大満足!と思っていたのに、夕食交流会の内容!エデュカス2002(教員のうたごえサークル)が素晴らしい!でさらに満足して、2日目の講座と分科会の充実感。北九州でしてよかった!とても素晴らしい大会でした。と感想をもらいました。
エデュカスのみなさん、いい歌をありがとうございました。チャンチャン劇団のみなさん、ありがとうございました。この大会を通して、一人一人がそれぞれ違ったとても素晴らしい能力を持っていることを発見できた、そしてその能力を見事にこの大会で発揮してくださったことに感動しています。
実行委員のみなさん、組合員のみなさん、退職者のみなさんに感謝申し上げます。