2020年5月29日
貴職におかれましては、児童生徒、教職員の健康・安全確保のため、また教育現場での新型コロナウィルス感染症対策のため、日夜を分かたず努力、励まれていることに敬意を表します。全教北九州市教職員組合も感染症が早く鎮静化し、安心・安全な生活に戻ることを心より願っています。
さて、感染症拡大による緊急事態宣言が解除され学校再開が始まろうかという矢先に、小倉北特別支援学校の教職員に感染者が出て学校は当面閉鎖されることになりました。この間濃厚接触者以外の教職員は、「感染者と話はしていなくてもドアノブ等を触っているかもしれない。症状が出ていないだけで感染しているのではないか。」と不安を感じ家族とも離れて過ごしている人もいます。不顕性感染者が他者を感染させにくいとはいえ、その可能性がゼロではない以上、当然の不安ではないかと思われます。肺炎を起こしていても自覚症状がなかった感染者がいたように、無症状だからと言って安心はできません。不顕性感染者がいたら隔離することが、当該校の教職員と児童生徒・保護者の不安を取り除き、感染拡大を防ぐ一途になるのではないでしょうか。
北九州市では、市内の広い範囲で感染経路不明の感染者が続出しており、市立八幡病院の伊藤重彦院長も「ウィルスを持っている元気な人が動いている中で感染したことだけは間違いない」とインタビューに答えています。更なる感染者を抑え込むために、以下の措置を要請します。
鋭意検討をお願いします。
- 新型コロナウイルス感染症は「命」にかかわる事象であり、感染者が出た学校の教職員全員を対象に、PCR検査を行うこと。
- 児童生徒も、全員を対象にPCR検査を行うこと。