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2024年春の共育集会「子どもたちの性の現状と性教育」レポート

2024年春の共育集会のテーマは、性教育。子どもたちが性犯罪に巻き込まれたり歪んだ性への関心を持ったりすることを大人として何とかしたいという意見から始まりました。

事務局員の知人で、助産師・セックスカウンセラーとして各方面でご活躍の山崎真子(崎は立に可、以下同じ)さんを講師にお迎えすることができました。開催前にも、養護教諭の組合員から中学校での性教育の実践などを聴き取り会報で紹介するなどして、自分たち自身の興味関心をさらに高めていきました。

当日は、63名の参加。「手をつなぐ会」会員でも初めて参加した、チラシを見て参加した、SNSで情報を得た大学の先生から紹介されて参加した(養護教諭志望の学生)など、このテーマに関して、関心は高いのに学習の機会が少ないことを実感しました。

山崎(崎は立に可、以下同じ)さんは、「性教育とは人権教育であり、人間が人間らしく生きる権利を保障するための教育。身体や生殖のしくみだけでなく、人間関係や性の多様性、ジェンダー平等、幸福など幅広いテーマの『包括的性教育』をしていく必要がある。生まれた直後から普段の生活の中で、子どもの実態や生活年齢に応じてやっていくことが大事」ということをたくさんの資料やデータをもとに話してくださいました。

学生からは、「義務教育での歯止め規定があるために肝心な学習ができない、これを変えていきたい」など、積極的な感想が寄せられました。

引き続き学習していくニーズに溢れていると感じました。

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