事故や災害、病気やケガといったいろいろなリスクに備えて何かの保険に加入しようと考えています。しかし保険料の負担が心配です。
安い掛金と十分な保障が両立できる「共済」を検討してみてはどうでしょう?
「共済」とは何ですか?
保険のようなものですか?
「共済」というのは、事故や災害、病気やケガといったいろいろなリスクに対して、同じ地域や職場、業界の人が協力して助け合う制度のことです。
共済を運営しているのはどのような団体ですか?
共済は、生活協同組合(生協)や農業協同組合(農協)、福祉生協などの協同組合、労働組合などが運営し、組合員の病気やケガのとき、火事や自然災害に被災したときなどに給付をおこなっています。
全教共済は、教職員の組合である全日本教職員組合(全教)が運営する共済です。
保険会社と同じようなことをしているのですね。
ところで保険会社となにが違うのですか?
保険会社と違い、共済は利益を目的に運営していません。共済は「組合員同士の助け合い」を目的に運営しています。
「助け合い」なので共済は、安い掛金と十分な保障を両立させることができます。
物価高が続くなか、共済は家計に優しいですね。
ところで、共済にはだれでも加入できますか?
共済によって加入の条件はさまざまありますが、「組合員同士の助け合い」の制度ですので、特定の地域に住んでいること、特定の職業についていることなど、加入できる人が限定されています。
全教共済は、教職員とその家族を対象としています。一部の共済は退職したあとも継続して加入することができます。
なお、共済会、取り扱う共済ごとに加入の条件が異なります。詳しくはお問い合わせください。
条件を満たした人だけが加入できる共済はなぜ必要なのですか?
共済には、労働者、商店や町工場など規模の小さな業者、障がいを持つ人など社会的・経済的に弱い立場の人が多く加入しています。このような人びとは、保険料の高さから保険に加入できず、社会保障制度からもこぼる、制度があってもその内容が不十分といったから、やむなくお互いにお金を出し合って助け合いの制度をつくり運営してきた経緯があります。
現在、格差と貧困が拡大し、正規、非正規を問わず労働者をめぐる状況は悪化するばかりです。「助け合い」の制度である共済はますます必要なものとなっています。
安い掛金と十分な保障で病気やケガ、火災や自然災害にも備えることができる全教共済は、教職員の力強い味方ですね。
- 共済とは
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いろいろなリスクに対して、同じ地域や職場、業界の人が協力して助け合う制度です。
- 共済の運営
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共済は、生活協同組合(生協)や農業協同組合(農協)、福祉生協などの協同組合、労働組合などが運営しています。
「全教共済」は、「全日本教職員組合(全教)」が運営しています。
- 保険会社との違い
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共済は利益を目的に運営していません。共済は「組合員同士の助け合い」を目的に運営しています。そのため安い掛金と十分な保障を両立することができます。
- 共済に加入できる人
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特定の地域に住んでいること、特定の職業についていることなど、加入できる人が限定されています。
全教共済は、教職員とその家族を対象としています。
- 共済はなぜ必要とされるのか
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社会的・経済的に弱い立場の人びとが、保険料の高さから保険に加入できず、社会保障制度からもこぼれる、制度があってもその内容が不十分といったから、共済をつくってきたという経緯があります。
格差と貧困が拡大し、労働者をめぐる状況も悪化するなか、安い掛金と十分な保障を両立する共済は必要とされています。