あけましておめでとうございます。
昨年4月に施行された「働き方改革関連法」には、残業時間の上限規制や、同一労働同一賃金等が盛り込まれました。また、有給休暇取得も義務となりました。今年は働き方改革元年ともいわれているそうです。
市教委も「働き方」改革に力を入れているようです。その割に「働く環境がよくなっている」「よくなりそう」という実感や期待の声は聞こえません。逆に「早く帰れ」と言われて「ムカッとした」とか「管理がきびしくなり、さらに息苦しい職場になった」という声の方が多くきかれます。
全教北九州は、これまで「長く働き続けることができる職場」を目指して要求運動を進めてきました。この間も私たちが強く要求してきた病気休暇や子育て支援休暇などの制度を改善させることができました。『「ブラック職場」と揶揄される今の働く環境をもっとよくしたい。ゆとりをもって子どもと関わりたい。』等教職員として当たり前の願いを実現するためこれからも運動を続けます。
さて、この実現のためには、多くの教職員のみなさんの協力もかかせません。また、私たちの組合を大きくすることが、不合理で矛盾だらけの労働条件、環境整備を実現するためには必要です。ぜひ仲間になり、ともに働きやすい職場をつくりましょう。
また、現在会期中の臨時国会において、給特法の一部改正(一年単位の変形労働時間制の導入)が行われようとしています。ついに19日の衆議院本会議で多数の反対の声を無視して、自民・公民・維新などの賛成多数で可決されました。しかも、労使の交渉も行わずに自治体の条例改正で行うことができるという「労働基準法」違反の法案です。全教北九州のHPに全教の書記長談話を掲載していますのでご覧ください。
全教北九州市教職員組合では、この件についても早くから教育委員会に対し導入しないように声をあげています。職場でも論議していきましょう。