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新聞全教北九州2019年1月号

全教北九州は、「人事異動に関する要求書」を市教委に提出しました。いま働き方の見直しが進められていますが、通動時間が短ければ、自由に使える時間も増え、また市が推進しているワークライフバランスの実現にも叶うものです。また、全教北九州は、「勤務地までの移動にかかる時間の長短は、勤務・労働条件・健康一一破壊の問題にかかわる重要事項」と位置づけて交渉しています。

目次

通勤時間が短くなれば自由に使える時間も増えます

本年度の人事異動基本要求

  • 教職員の合意と納得の得られる人事異動とすること。
  • 通勤時間短縮による起勤削減、労働条件改善の一環として人事異動方針を位置づけ、人事異動に反映させること。
  • 教育現場で多忙を極める教員が、本務である教育に意欲や情熱をほけることができる教育環境・勤務条件充実の一環としての人事異動とすること。

以上3点を基本要求とし、18項目の具体要求をもとに交渉しました。

健康で安心して働ける環境の一環としての人事異動を―

組合は、教育委員会に対し、教職員の居住地に近い勤務校への異動はもとより、育児、介護、傷病など本人や家族に関わる諸事情ヘの配慮や個々の状況を確実に把握し、本人の意向を異動に反映するよう要求しました。またい近年校種間異動も増えています。組合は、本人の同意に基づく異動を強く要求しました。

また、近年希望者が増加している再任用教職員の異動についても、本人の意向の重視を要求しました。

異動内示の時期については、組合が強く要求していた修了式前の内示を実現させることができました。

近年、教職員の長時間過密労働が問題となっています。過重労働が原因の精神疾患などの罹患者もまだ多く、また教職員の交通事故も増加傾向にあります。健康の維持や通勤途中の事故回避のためにも、通勤時間を配慮した人事異動が必要です

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