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「えがお署名」提出行動での全教北九州の訴え

「えがお署名」提出行動にあたり、北九州市の状況を報告したいと思います。

北九州市では、2021年度まで、小学校3年生までと中学校1年生が35人学級、他の学年は学校の裁量で行ってもよいとなっていました。しかし、改正義務教育標準法が施行された、2022年度4月に、小学校全学年と中学校1年生が35人学級になりました。しかし、35人はまだまだ多いです。

今年35人の1年生を担任している組合員からは、

1年生の35人は大変。子どもは落ち着かないし、保護者の連絡帳に対応する時間がない。

教科書が全てA4版、机のサイズも大きくなり、またタブレット保管庫や大型テレビなどで教室は手狭。机と机の間の通路の幅が30センチ。教員はカニ歩きになる。子どもの横での指導がしにくい

との声が届いています。

35人学級は増えましたが、結局担任外の配置を減らして担任にあてているので、ゆとりがなくなっています。担任外が減ったうえに、産育休の代替が来ないなど人手不足の状況です。ある中学校では2学期から産休に入る教員の授業数を1学期から4コマにしていました。妊婦の負担軽減といえば聞こえが良いですが、代替が来ない場合は同じ教科の教員にその4コマを充てる予定だそうです。

北九州市では専科授業を加配教員や再任用短時間勤務が担っていますが、これが学校で配置がバラバラ。なので4年生で毎日6時間授業をしている人に全く専科授業がなかったり、低学年でも専科授業があることもあり、まさにくじに当たった外れたのお話です。誰もがもれなく教職員の大幅増員を望んでいます。

「えがお署名」に協力してくれた特別支援学級の先生の声を紹介します。

特別支援学級の編制基準を6人に減らしてほしい。昨年度は8人で教室も大変。交流学級の担任との打ち合わせも大変だった。3年前は、1年生から6年生まで全学年そろった8人のクラスでどうにかなりそうだった。特別支援学級にも重度重複のお子さんが在籍することもあり、とにかく基準を減らしてほしい

現場の声と署名を届け、教育予算の大幅増額を文科省に勝ち取ってほしいです。

ともに頑張りましょう。

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